
マグネシウムは金属の中でも最も軽く耐久性もある素材で、海水1リットルに対して1.3g含まれていることから、無尽蔵にある資源と言っても過言ではありません。
しかし、燃えやすい、変形しやすいなどの弱点により、中々実用化が難しい素材であるのも事実です。
そうしたマグネシウムから、亜鉛1%とイットリウム2%、そしてマグネシウム97%の黄金比の配合が見つけられ、強度があり燃えにくいマグネシウム「KUMADAIマグネシウム合金」が開発されました。
このマグネシウムはジュラルミンの1.5倍の強度を持ち、さらに2倍以上の耐食性を実現しており、550℃で発火したこれまでのマグネシウムに比べて、その倍である1000℃以上に熱しても発火しません。
現在では実際に一部航空機の機体にこのマグネシウムが採用され、機体の軽量化による燃費向上が実現しました。
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